ペニスは大抵は、他の体の部位とは異なり、比較的思春期に成長していきます。これはペニスの組織が、男の子の思春期に急増するホルモンに大きく反応するものだからです。ですので、大抵の男性の思春期に起きる大きなホルモン変化によって、ペニスは体の他の部位よりも大きく成長するのです。思春期にどれくらいペニスが成長するのかは、男性それぞれで、簡単に予測することはできません。
しかし、思春期が終わって、短小ペニスを悩んでる男性も少なくありません。短小ペニスに関係する言葉で、マイクロペニスと言う言葉があります。
マイクロペニスとは、現在では、ペニスを伸ばした時の長さが、同じく伸ばした時の平均の長さよりも、少なくとも2.5標準偏差小さい状態に対してよく言われる医学用語です。(「伸ばした時」の長さなのは、ペニスの長さも男性それぞれによって異なり、弛緩した時も勃起した時も長さが違うからです。ですので、ペニスの長さの計測は、伸ばした時の長さが標準化されています)。
マイクロペニスの原因としては、未だに不明な点が多く、胎内でのホルモン異常分泌や遺伝子異常が、主な原因と言われていますが、現在ではこの様な原因に加えて、環境ホルモンなどの悪影響による原因もあると言われています。
中には、マイクロペニスと、短小ペニスを同じ位置づけで理解している人がいますが、短小ペニス(所謂、男性器が小さい事)とマイクロペニスは全く違います。一般的に言う短小ペニスでは、性行為の弊害になる事は少ないですが、マイクロペニスとなると、ペニスの退化とも言われている現象であるように、性行為が不可能になる場合も多いので、正式な治療が必要な病気と言えます。 |